3年目の世界文学全集への挑戦

40代既婚の男がふと思い立って世界文学全集に挑んでいます

2016-02-01から1ヶ月間の記事一覧

スカーレットの母親

今日は本を読む時間をあまり取れず、『風と共に去りぬ』の主人公のスカーレットの母親が紹介されている箇所だけを読みました。 かなり若いときに親子ほど年の離れた男性と結婚し、その夫を立てながらも、その夫から恐れられている、という人として描かれてい…

結婚相手の決め方

今日は『風と共に去りぬ』の主人公であるスカーレットの父親が初めて登場する場面を読みました。 土地をとても重要視していたり、子どもの結婚相手を親が決めるべきだと思っていたりするところは、少し前に読んだ『大地』の第1世代の主人公であった王龍に似…

アメリカからのヨーロッパに対する見方

『風と共に去りぬ』のはじめのあたりでは、主人公であるスカーレットの友人についての言及は男性に関するものが多くなっていますが、その人たちのヨーロッパに対する関心が対照的に描かれています。 今でもそうかもしれませんが、この作品の背景になっている…

ミッチェル『風と共に去りぬ』

今日からミッチェルの『風と共に去りぬ』を読み始めました。 新潮文庫に収録されている、大久保康雄氏と竹内道之助氏の訳によるものを読んでいます。登場人物による有名な言葉は知っていますが、読んだことがないだけではなく映画を見たこともなく、話の筋は…

『八月の光』を読み終えました

『八月の光』を読み終えました。 冒頭で主として焦点が当てられていた人物がそのまま中心になって話が進んでいくのではなく、読み始めたときに思ったのとはかなり違う展開でした。 途中から中心として描かれていたのは、生まれたときから不利な条件を負って…

結末に向けての動き

『八月の光』を読み進め、終わりが近づいてくる中で、登場人物たちが落ち着くところに落ち着いてきたように思います。 中には残念なところに行ってしまった人もいます。先にその人がどうなったかがある登場人物の口を借りて示され、どんなことがあったかがそ…

入り乱れる登場人物たち

今読んでいる『八月の光』も大詰めに差しかかってきたように思います。 登場人物が入り乱れ、現れたり姿が見えなくなったりします。以前から互いを知っている人同士や、出会ってからほとんど時が経っていない人同士がいますが、人間としてそれぞれの思いがあ…

事実を受け入れたくない心

『八月の光』のある登場人物が、興味深い心の動きを見せます。 頭では理解していてそのつもりで行動したり話をしたりしながらも、受け入れたくない事実を心が受け入れておらず、無意識のうちに行動がその受け入れていないということに引きずられてしまいます…

前の方の記述とのつながり

『八月の光』を読み進めてきて、かなり前の方にあったある人の不可解な言動の背景がわかりました。背景はわかりましたが、その意味というか理由には共感できません。 その言動も原因の一つになっている事件に、ある登場人物が介入しようとしています。心の優…

後の世代への影響

昨日の記事で言及した人づきあいの少ない人たちに過去に何があったかが明らかになってきました。 もともと社交的ではなかったのではないかと想像しますが、その上に起きたことによってさらにほかの人たちとの関係を避けるようになったのではないかと思います…

人づきあいの少ない人たち

『八月の光』はある架空の町を中心に話が展開していましたが、今日読んだ箇所では、そこから少し離れたところにある町に逃亡中の登場人物が行ったためにその町が舞台になりました。 その町に住む夫婦が新たに登場しました。人づきあいの少ない人たちとして描…

追跡

『八月の光』のある登場人物は罪の上に罪を重ねながら逃亡を続けています。保安官がその人物を探して警察犬も使いながら追跡していて、刑事もののようにもなってきています。 黒人が被害者になった事件を白人の保安官がどの程度真剣に捜査してくれるのかが気…

確信に基づいて行動する男

『八月の光』を読み進める中で、ある人物が犯罪を犯すところまでの記述が終わり、別の人物に再び話の中心が移ってきました。 ほかの人に焦点が絞られた記述を挟んで、この人物はその前後(話の中では時の隔たりは小さいように描かれています)で態度が変わっ…

ヒッチハイク

『八月の光』には、ヒッチハイクの場面が出てきます。 今日読んだ箇所では、ある登場人物が自分では意識せずに手に銃を持ったままでヒッチハイクをして車に乗せてもらっています。乗せてもらった側には銃を使って危害を加えるつもりはまったくありませんでし…

思惑の異なる男女

『八月の光』の今日読んだ箇所では、ある男女の関係が描かれています。肉体関係があっても恋愛感情はなさそうで、互いに異なる思惑がある様子です。 女性の側は北部から南部に移ってきた奴隷制に反対の親から生まれ、黒人の地位の向上のために働いていて、黒…

蛍の飛来と犬の鳴き声

『八月の光』の今日読んだ箇所では、ある登場人物が自分の祖父と父と兄に過去にあったことを話す場面がありました。 祖父と兄は同じ人に殺されたようです。 その話は、暗い部屋の中でされています。話を聞いている側の人物が質問をしたりして会話になってい…

過去にさかのぼっての記述

『八月の光』を読み進め、ある事件を起こしたと思われる登場人物の幼かった時期から少年時代、それから大人になってからあったことについての記述に続いて、その事件があった頃の場面に近づいてきました。 この人物が人を殴ったり人から殴られたり、馬に乗っ…

建国記念の日

今日は建国記念の日でお休みでした。 昨日、ある証券会社のウェブサイトで予定表を見ると、今日のことが建国記念日と書かれていました。「の」一文字の違いですが、意味のある違いですので、正しい記載をしてもらいたいと思います。日本には史実に基づいて確…

良いものを良いものとして受け止められる感覚

『八月の光』の最近読んでいる箇所では、冒頭からしばらく進んでから登場した人物を中心に話が展開しています。 孤児院から養子として連れて来られた家で、養父の期待するような振る舞いをしないことから厳しい取扱いをされますがら、養母は優しく接してくれ…

孤児院での生活と養子としての生活

今日は『八月の光』のある登場人物の孤児院での生活が終わるあたりの記述を読みました。 ある人の見られたくないところを見てしまったために追い出そうとされたり、ほかの人から連れ出されてまた戻されたり、といったことの後で、養子として連れて行ってくれ…

難しい生い立ち

『八月の光』の今日読んだ箇所では、昨日触れた事件が起こる前の時間の様子についての記述がありました。それから、その事件に関わった登場人物の幼い頃のことであると思われる話にさかのぼります。 その人物は黒人と白人の混血であることで差別を受けている…

大きめの事件

『八月の光』を読み進めていたら、それまでと比べると大きな事件が起こったように描かれています。事件が直接記述されているのではなく、登場人物の一人が伝え聞いたことをほかの人に話すことによって描写されています。そして、その話をしている人物自身の…

中学受験の2月

今日は本とは別の話題にします。 今週の月曜日、2月1日は東京都内の多くの私立中学校で入学試験が行われたと思います。このブログの主の勤め先の近所にも私立中学校があります。以前、試験の当日の朝に、受験生を連れたお父さんと思われる人に学校への道を…

今の苦しみと後の苦しみ

田舎町の元牧師が、『八月の光』の今日読んだ箇所の中心でした。 この人は家庭内の問題で牧師であり続けることができなくなりました。そして、町から出ていくだろうと思われていながらその町に住み続けています。小さな町であることから、まわりは自分に何が…

探されている男性に名前が似ている男性

『八月の光』の今日読んだ箇所は、最初に焦点が当てられていた、旅をする女性がしばらく登場せず、その女性が探している男性に少し名前が似ている人物の周辺で話が展開していました。 旅をする女性の話とはまた別におもしろ読める記述でしたが、読んでいるう…

フォークナー『八月の光』

フォークナーの『八月の光』を読み始めました。 新潮文庫に収録されている加島祥造氏の訳によるものを読んでいます。 お腹に子を宿している女性がその子の父親を探して長い距離を旅しているところから話が始まっています。以前読んだ『果てしなき日々』とい…

『桜の園』を読み終えました

『桜の園』を読み終えました。 新しい展開があるかと思っていたら、意外にあっさりした終わり方でした。一箇所に集まった登場人物たちの新しい出発のようなところで幕を閉じます。年老いた者、若い者、上り坂の者、下り坂の者、それぞれがそれぞれの道に進み…

革命前のロシア

『桜の園』は革命の前のロシアが舞台です。 当時のロシアにおける生まれの違いによる経済的な格差がどの程度であったかについて知識がありませんが、大きいものがあったと思います。この作品でも主人公の言葉を通して格差への言及があります。 その反面、低…