世界文学全集への挑戦、2年目に突入

40代既婚の男がふと思い立って世界文学全集に挑んでいます

セーフティーネット

 『大地』に描かれている大干魃による飢饉の様子をきっかけに、セーフティーネットというものについて考えました。

 その時代の中国には国や地域という単位での助け合いというものはなかったように思われます。公的な枠組みではなく、親族や近所の人同士が助け合っていたのだと思いますが、それさえもできないほどに皆が困窮してしまっています。主人公の妻は、自らの意志によるようですが、一人で出産をしています。

 現代の日本には、年金、健康保険、生活保護といったセーフティーネットがあり、かなり良く機能しているのではないかと思います。しかしながら、時代の変化のためか、必要な助けを得られていない人もいそうです。

 今年、手術を受けて入院して、かなり大きな額の医療費を支払いました。それでも、実際にかかった額の3割しか払っていませんし、そのうちの多くは高額療養費制度によって戻ってきます。

 日本のセーフティーネットは制度もその運用も完璧ではないと思いますが、今年は個人的にかなり支えられたという事実を思い出しました。