3年目の世界文学全集への挑戦

40代既婚の男がふと思い立って世界文学全集に挑んでいます

詩についての知識

 『狭き門』にはラブレターのようなものの中身についての記述がありますが、その中で詩が引用されている箇所があります。主人公の友人が、詩の一節に関して、その著者がだれであるかについてほかの人が思い違いをしているのを正すところもあります。当時のフランスでは、若い人たちの間で詩が当たり前のものとして取り扱われていたのでしょうか。

 国語の授業で昔の短歌について習いましたが、その頃の人たちにとっては短歌が日常生活の一部だったのではないかと思います。その人たちの場合は、ほかの人の詩を引用するどころか自分で歌を詠んでいました。

 詩がわかると人生が豊かになりそうなので、小説だけでなく詩にも手を伸ばした方が良さそうな気がしてきました。