使用人たち
『風と共に去りぬ』の登場人物には、奴隷として使われている奴隷が何人も出てきます。
主人公の家庭が特にそのように描かれているのかもしれませんが、奴隷という言葉から想像するよりも大事にされて重要な役割を担っています。奴隷というよりも使用人という言葉が合う気がします。
奴隷が一人でだれにでもなく話していることについては聞いて反応することを主人がしないことを知っているために、わざと主人に聞こえるように思いを口にする人までいます。活き活きとしている様子で、魅力的な人たちです。
自由になれるならばなりたいと思っていると想像しますが、才能を発揮して重く用いられる人たちは、貧しい白人よりも豊かな生活をしていたようです。