招かれていない集まりへの参加
『白痴』の今日読んだ箇所では、主人公がある集まりに招待されていないにもかかわらず参加しようとします。
理性的な判断をしたからではなく、感情に促されての行動であるようです。強い動機を与えられるような状況があったことと、主人公の子どものような無邪気な心とが相まっての行いではないかと思います。行ってみたら歓迎されていますので、そうなると期待できるという考えもあったかもしれません。
主人公にとってその場の雰囲気は、そこにいて愉快であるようなものではなさそうですが、行ったこと自体は前進であったと思われます。