3年目の世界文学全集への挑戦

40代既婚の男がふと思い立って世界文学全集に挑んでいます

芸術家

 『南回帰線』を読んでいて、このブログの主には主人公の考えや思いがよくわかりません。その理由の一つは、主人公が芸術家だからではないかと今日読み進めながら考えました。
 多くの人がして生活の糧を稼ぐような仕事についてもこの主人公にとってはうまくいかず、まわりの人たちから理解されてもいなかったように描かれています。いわゆる普通の人たちには理解されにくい人であるようで、理解しづらいのはこのブログの主にとっても同じです。
 芸術を解さないことは人生における損失の一つとして残念です。芸術家になれないまでも、ある程度の鑑賞はできるようになりたいと思います。