3年目の世界文学全集への挑戦

40代既婚の男がふと思い立って世界文学全集に挑んでいます

大河

 『ジャン・クリストフ』の主人公は、あることをきっかけにお仕置きを受けて一人で望まぬところに押し込められます。
 そこからは家の近くを流れているライン川が見えます。その変わらぬ流れを見ることが主人公を力づけてくれます。
 まわりの小さなことに影響されない大河の安定した姿は、揺れ動く人間の心と対照的です。どっしりとして動じないものが支えになってくれるのは大きいことであると思います。