3年目の世界文学全集への挑戦

40代既婚の男がふと思い立って世界文学全集に挑んでいます

血を流す女神

 『イリアス』の今日読んだ箇所では、女神が人間の攻撃によって傷を受けて血を流す場面がありました。
 神々が出てきて人間同士の戦争に介入したりしなかったりというのが不思議でしたが、ついに人間の手にかかって傷を受けさえしました。血を流すといっても、それで命を落とすことはないようです。
 当時の人たちはこういう話を違和感なく受け止めていたのだろうか、などと思ってしまいますが、今の時代に当たり前だと思われていることが将来おかしなことだと思われるようになる可能性は大いにあるのだと考えます。