世界文学全集への挑戦、2年目に突入

40代既婚の男がふと思い立って世界文学全集に挑んでいます

自己憐憫

 『イリアス』のある登場人物は、その大事にしている息子の命が戦場で奪われ、しかもその遺体は敵に持ち去られてしまいました。
 その悲しみのあまり、大きな権力と富を持っているにもかかわらず、自分のことを不幸であると人に言います。
 もちろん、つらいことを経験してはいますが、日々もっとつらい境遇で生活している人たちにとっては、この人物に自分は不幸だとは言ってもらいたくないのではないでしょうか。
 自己憐憫はまわりの人にとっても影響があると思います。