3年目の世界文学全集への挑戦

40代既婚の男がふと思い立って世界文学全集に挑んでいます

民衆に対する無関心

 『マリー・アントワネット』における、マリー・アントワネットとパリとの関係についての記述がさらに続き、パリという街の提供する歓楽に心を捕らえられている様子が描かれています。
 マリー・アントワネットは楽しみを求めてパリに通うようになりますが、その一方でそこにいる民衆に対しては関心を持っていなかったことが記されています。
 年の若さのためという面もあるでしょうが、王太子妃として民に心を向けられないところが筆者のいう凡人らしいところなのだろうと思います。