欺き合い
『マリー・アントワネット』を少し読み進めてみたら、昨日の記事で書いたように相互に理解し合ったと思った王室側と国民議会側の人たちはそれほど良く理解し合っていたわけではないことがわかりました。
相手が想像していたような極悪人ではないとは思ったかもしれませんが、信頼し合って助け合うような関係にはならず、かえって相手を欺き、利用しようとしているようです。
欺き合いをしているのはこの人たちだけではなく、ルイ16世の弟たちやほかの国々の君主たちも人を欺くことを通じて自らの利益になることを図っている様子が描かれています。