3年目の世界文学全集への挑戦

40代既婚の男がふと思い立って世界文学全集に挑んでいます

マルサス

 『テス』を読んでいたら、先日の記事にも記した主人公の家族構成に関する話がまた出てきました。
 その中で、子どもがたくさんいて口が多くなっていることを指しているのだと思いますが、『人口論』を著したマルサスの名前が出てきました。少子化が問題になっている現代の日本と大きく異なりますが、自営で生活していて、子どもが増えても収入がすぐには増えないという状況の困難さは、『テス』の書かれた時代の現実的な問題だったのだろうと考えます。