3年目の世界文学全集への挑戦

40代既婚の男がふと思い立って世界文学全集に挑んでいます

夢見ながらの言葉

 『テス』の主人公は、夫が夢遊病の状態になっているところに遭遇します。
 夫は無意識のうちに話していますが、それが本当に心にあることなのでしょう。主人公に対する愛情が示されます。愛情があるにもかかわらず、それに従うだけではすまないようにさせる思いがある、という悲しい状態であるようです。
 夫の正直な思いを聞いた主人公にとっては、心が慰められることではないかと思います。