3年目の世界文学全集への挑戦

40代既婚の男がふと思い立って世界文学全集に挑んでいます

悪魔の邪魔になるもの

 『ファウスト』の今日読んだ箇所に悪魔が悔しがっている場面がありました。目論見を持って仕掛けたものについて邪魔が入ったようです。
 邪魔をした人物は直接は登場しませんが、信心深い人物で、悪魔が置いておいた高価な品を聖職者に渡します。聖職者がそれを欲望を持って受け取っているようであるところが、この信心深い人物と対照をなしています。
 悪魔の弱点がうまく描かれている場面だと思います。