3年目の世界文学全集への挑戦

40代既婚の男がふと思い立って世界文学全集に挑んでいます

共同体の後に残すもの

『夜間飛行』を読む中で、一つポイントになるように思う記述がありました。
 人間は、個人としてではなく共同体として後世に何かを残そうとすることがあり、そのためには仲間に犠牲になってもらうことがある、というようなことが示されているととらえました。そして、それだけの価値があるものとは何か、という問いかけもされているように思います。
 実際に、そのように価値のあるものはあるのでしょうか。そして、そのためには自分以外の人に犠牲になってもらって良いのでしょうか。