3年目の世界文学全集への挑戦

40代既婚の男がふと思い立って世界文学全集に挑んでいます

怪物

 『怒りの葡萄』で描かれている農作物の不作は、農耕で生計を立てている人たちの生活に影響を及ぼしてきました。また、新たな技術によって、大規模な機械化された農耕への変化が起きています。
 小作人は、銀行からの借金の取り立てのために農地を取り上げられ、トラクターによって農地も家も姿を変えられます。両者に共通して、人間的な配慮がない怪物のようなものというように描かれています。