3年目の世界文学全集への挑戦

40代既婚の男がふと思い立って世界文学全集に挑んでいます

元国民公会議員

 『レ・ミゼラブル』で紹介されている聖職者と、フランス革命のときに国民公会の議員であった人物とのやり取りを読みました。
 『マリー・アントワネット』を最近読んだこともあり、革命勢力が行ったことの残虐性は認識しているものの、革命の動機には正当なものがあるとも思います。聖職者の側も元国民公会議員も、それぞれ相手が擁護する立場の人々がしたことの問題を挙げることが可能です。
 正義を主張するからには慈悲も必要である、というのが一つの結論である気がします。