『大地』の第一部を読み終え、第二部を読み始めました。
第一部の中心だった人物はこの世を去り、その息子たちが主役になるようです。予習をせずに読み始めたので、途中で世代が代わると思っていませんでした。
第一部だけでも、一人の人生を描いた作品として十分に一本立ちできそうな内容でした。
そこに描かれている時代には、売られて奴隷になる人が当たり前のようにいたようで、お金持ちの奴隷であった、主人公の妻の黙々と家事や農作業をする姿が印象に残りました。褒められるわけでも感謝されるわけでもなく働いているように描かれていましたが、それが多くの人にとっての現実だったのだと思います。