3年目の世界文学全集への挑戦

40代既婚の男がふと思い立って世界文学全集に挑んでいます

友人の導き

 『ジャン・クリストフ』の主人公のクリストフは、新しくできた友人と急速に関係を深めていきます。
 その友人は心も身体も強くはなくておとなしそうですが、クリストフとフランス人についての話をする場面で、それまでとは打って変わって力強く長く話しています。クリストフの見てきた人たちの姿は本当のフランス人の姿ではないと力説します。そして、実例を示していきます。
 そのように、見ることができずにいた物事の側面を見せてくれる友人はとても貴重だと思います。