3年目の世界文学全集への挑戦

40代既婚の男がふと思い立って世界文学全集に挑んでいます

悪魔とのやり取りの開始

 『ファウスト』を読み進め、主人公と悪魔との間で初めてやり取りが行われる場面を読みました。
 悪魔はまだそれほど強力である様子は見せていません。これから対決が続いていくのではないかと思いますが、どういう攻撃があり、自分にとってはどのようなつながりがありそうかに興味があります。

不当な尊敬

 前回の記事で『ファウスト』の主人公が人々の尊敬を受けていると書きましたが、主人公自身にとっては正当な尊敬ではないようです。
 真実からすると尊敬を受ける立場でないと考えていることを示すようなことを言っています。
 何が事実として設定されているかがはっきりとはわかりませんが、そのことも主人公の苦悩の原因になっていると思われます。

尊敬される人物

 『ファウスト』の今日読んだ箇所を通じて、主人公がどのような立場の人物であるのかの一部がわかってきました。
 疫病が流行した時に父親が医師としてその被害を食い止め、主人公もそれに貢献していたようです。そして、父親の後を継いで医師として人の生命を守っているようです。
 近所の普通と思われる人たちの会話が記されていますが、その人たちの様子と主人公の様子はかなり異なります。より多くのことを知っているがゆえの悩みを感じているようです。

2017年

 今日で2017年が終わります。

 このブログの主にとってはここ数年の中では最も厳しい1年だったように思います。仕事場の上から横から下からのそれぞれ配慮のない接し方にかなり苦しみました。

 そのような中でも、友人たちからは多大な助けをもらうことができました。近づいてきてくれても益になるようなことがなさそうなこのブログの主に自分から近づいてきてくれたその人たちは、本物の友だと思います。

 来年は自分が人にとってそういう存在になれるような状態に近づいていきたいと考えました。

地の霊

 『ファウスト』を読み進めたところ、主人公が地の霊という存在を相手に会話を交わしていました。主人公が呼び出したようです。
 この地の霊という存在が実際に話をしていることになっているのか、または主人公の想像の中での会話なのか、それともほかのことが起きているのかはよくわかりません。
 このブログの主にとっては難解な記述です。

主人公の登場

 『ファウスト』を読み進めると、天の上で行われているようなやり取りの後、題名になっているので主人公であると思われる人物が登場しました。
 独りで長めのセリフを話しています。
 状況の説明はありませんが、優秀であるが故の悩みを持っているような印象です。知っていることが増えたことで、わからないことの多さに圧倒されている、といったところでしょうか。
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ゲーテ『ファウスト』

 ゲーテの『ファウスト』を読み始めました。
 講談社文芸文庫に収録されている柴田翔氏の訳によるものを読んでいます。ゲーテの作品を読むのは、高校時代に読んだ『若きウェルテルの悩み』以来だと思います。
 予備知識なしで読んでいますが、始めのあたりから、聖書のヨブ記のような話だと思いました。