3年目の世界文学全集への挑戦

40代既婚の男がふと思い立って世界文学全集に挑んでいます

洗濯場

 『居酒屋』で主人公だと思われる人物と洗濯場で知人と話しながら洗濯をする場面を読みました。住んでいる場所には洗濯をする場所がない、または十分なお湯の供給がない、ということなのだと思います。
 現代の日本でいえばコインランドリーのようなものでしょうか。洗濯機でなく手でする洗濯はとてもたいへんそうです。

質屋

 『居酒屋』の冒頭では、ある夫婦の妻の側が中心になって話が進んでいます。この人物が主人公ということでしょうか。
 この夫婦が生活費のために服を質に入れる様子が描かれています。質屋を利用しているところ、しかも生活に必要だと思われるものを質草にしているところに貧しさが現れているように思います。

ゾラ『居酒屋』

 今日からゾラの『居酒屋』を読み始めました。
 新潮文庫に収録されている古賀照一氏の訳によるものを読んでいます。
 本文の前に著者自身による「序」があり、ややネタバレ気味になっています。貧しい人たちの生活を描いた作品ということと想像しました。実際に冒頭の記述からして登場人物たちの貧しさを感じさせます。

『南方郵便機』を読み終えました

 『南方郵便機』を読み終えました。
 主人公が飛行中の危機を脱した後、急展開で結末を迎えました。南方の航路とはそういうものだ、ということなのでしょうか。危機の後で主人公が触れ合った、通常は会うことのない初めて会う人物との交流が心に残ります。

危険な状態

 『南方郵便機』を読み進めたら、主人公が操縦する飛行機が危険な状態になっていたことがわかりました。主人公が死を覚悟するほどです。
 そこで描かれているような危険がよくあるものなのか、珍しいことなのかはうまく読み取れませんでした。