学のある血のつながっていない母親
『大地』の三世代目の中心として描かれている青年は、汽車で大都市に行って自分の母親ではない父親の妻を訪ねます。
この血がつながっていない母親は、新しい時代の女性です。自らは夫の兄夫婦の差配による縁組みで結婚していますが、この青年のことも含めて結婚相手は自分で決めるのが良いと考えているようです。そうではありながら、新しい考え方を持っているほかの女性については夫の顔に爪を立てたことが記されていますが、そういうことはなさそうです。
学のある人として描かれていましたが、ここまではあまり登場していませんでした。血のつながっていない息子を温かく迎えたところから、大きな存在感を示しています。この人との再会を中心に、大都市への移動で話が大きく展開してきている気がします。
ところで、昨日PayPalのことを書きましたが、その後で無事に決済をすることができました。