孤児院での生活と養子としての生活
今日は『八月の光』のある登場人物の孤児院での生活が終わるあたりの記述を読みました。
ある人の見られたくないところを見てしまったために追い出そうとされたり、ほかの人から連れ出されてまた戻されたり、といったことの後で、養子として連れて行ってくれる人が現れました。
その人の家での生活のところはまだ読み始めたばかりですが、家庭の中にいるとはいえ、家族の温かさを味わうことができたわけではない様子です。ここまでのところでは、宗教についてのとらえ方が親と違うことがその原因であるように思われます。親が良かれと思って宗教的な生活をさせることは、うまくいかなければ考え方の土台のところで不一致を生んでしまう恐れがありそうで、子どもに愛情を伝えながら進める必要があると思います。