3年目の世界文学全集への挑戦

40代既婚の男がふと思い立って世界文学全集に挑んでいます

音楽の教養

 『魔の山』の主人公の心の虚しさを解決するのは音楽かもしれません。
 滞在しているサナトリウムで蓄音機が購入され、管理を買って出た主人公は、それを個人でも楽しむことができるようになりました。
 聴いたレコードの一例として、アイーダが挙げられていました。主人公は、内容をもともと知っているので、歌詞はわからないながらも理解しながら鑑賞できているようです。経済的に豊かな家庭で育ったからこそ、そのような教養があるということなのでしょう。
 アイーダといえば、サビ(というのでしょうか)のメロディは知っていますが、全体を見たことも聴いたこともなければ、話の内容も知りません。主人公が楽しんでいる様子を読んで、見てみたくなりました。