今日は、『白鯨』の主人公が乗っている捕鯨船が別の捕鯨船に遭遇する場面を読みました。
遭遇した相手の捕鯨船には、自らを大天使ガブリエルであると称する狂信者が乗っています。同乗者たちを惑わして、船の中で大きな影響力を持つようになりました。まわりの人たちの反応が極端である気もしますが、長期間の航海という逃れるのが難しい環境によって、間違っているにしても強い確信を持っている人に従うようになってしまったということであると思います。
言っていることの正しさよりも言う人の確信の強さによって動かされることは、地上でもありそうです。