3年目の世界文学全集への挑戦

40代既婚の男がふと思い立って世界文学全集に挑んでいます

時代を象徴する人物

 『マリー・アントワネット』を読んでいると、マリー・アントワネットが軽佻浮薄であることが繰り返し述べられているように思います。
 しかしながら、彼女がそのような人物であったことは彼女だけに問題があったことではなさそうです。そういう王妃を生み出す理由がその時代にあったというのが、この作品で示されているようです。
 その時代がマリー・アントワネットを生み、マリー・アントワネットとともにその時代が去った、ということのようです。時代を象徴する人物だったということになるのだと思います。